<第1回>想定外のプラモデル化?密かに人気を集める「プラモザル」誕生物語

<第1回>想定外のプラモデル化?密かに人気を集める「プラモザル」誕生物語

<第1回>想定外のプラモデル化?密かに人気を集める「プラモザル」誕生物語

スタジオユーワ

プラスチックモデルシリーズ

アニメも漫画も無い。そんな中で突如としてプラモデルとして登場した静岡の「サル」がジワジワと人気を集めている。その名も「プラモザル」。

 

今回は本業はデザイン会社でありながら、プラモデルの企画も手がけるスタジオユーワ 代表の望月剛宏さんに、<全3回>にわたって、「プラモザル」誕生秘話や、新シリーズ「チョトプラモ」開発の舞台裏などについて語っていただきます。

 

◆目次◆

<第1回>想定外のプラモデル化?密かに人気を集める「プラモザル」誕生物語

<第2回>地域・企業応援プラモデル「チョトプラモ」シリーズ開発の舞台裏

<第3回>「ものづくりは人づくり」。プラモデルに込めたメッセージ

 

◆◇◇◇
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まずはじめに、簡単に御社の概要をお聞かせください。

 

 

望月:

印刷媒体のデザイン制作を行なっています。店のチラシや商品パッケージなどがメインですが、ご依頼があればなんでもやる、というスタンスでやらせていただいております。

 

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なんでもやる、とはいえ「プラモデル」まで手がけられるのは驚きです。

 

望月:

私は生まれも育ちも静岡県で、最初に入社した会社も静岡の模型メーカーでした。デザイン会社を経営しながらも、ふつふつと自分の中に湧き出てくる「メーカー魂」があったのです。

 

 

望月:

「プラモザル 」誕生の発端は、このフリーペーパーでした。2012年に静岡の有志メンバーで「プラモデルをもっと多くの人に楽しんでいただきたい」という企画のもと、合同展示会に出展した際に作ったものです。

 

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フリーペーパーのデザインを御社が手がけられたのですね。

 

望月:

プラモデルをもっと気軽に手にとっていただくために、何かシンボルとなるイメージキャラクターが欲しいよね、という話になりました。そこで生まれたのがこの「プラモザル」だったのです。

 

◇◆◇◇
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そんな「プラモザル」がすぐにプラモデルとして商品化された背景をお聞かせください。

 

望月:

実は私も想定外の出来事でした(笑)。ある日、パッケージのデザインなどでお仕事させていただいている模型メーカーのアスカモデルさんが「プラモザルのデータを送ってください」と言ってきたんです。何に使うのかわからないままとりあえずお渡したら、気づいたら「プラモザル」の金型ができあがっていました(笑)

 

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それはかなりの急展開ですね(笑)

 

望月:

普通、そういうイメージキャラクターって着ぐるみを作ってみたり、印刷物グッズを出してみるところから始めますよね。なのに先走ってプラモデルを作ってしまった(笑)

 

 

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さすが模型王国・静岡、といったエピソードです。

 

望月:

たしかに、プラモデルを作れる環境が周囲にあったからこそ、「プラモザル」のプラモデルは誕生しました。

 

◇◇◆◇

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「プラモザル」の商品の特徴をお聞かせいただけますか?

 

望月:

はめ込み式ではなく、接着剤を使用して組み立てるプラモデルです。プラモデルの入門キャラクターだからこそ、あえて接着剤を使っていただく仕様にしています。

 

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たしかに、昨今接着剤を使ったことのある人はかなり減りました。

 

望月:

そうなんですよね。模型メーカー出身の身からすると「接着剤」「ニッパー」という工具はいつも身の回りにあるもの。しかしながら、最近の子供や親御さんはそれらを使ったことが無い人が多いのです。

 

 

望月:

なので、1回でもいいから接着剤やニッパーに触れるきっかけとして「プラモザル」を活用していただけたらなと思っています。

 

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ほかにこだわったポイントがあればお聞かせください。

 

望月:

「そこにこだわる!?」とツッコミを入れたくなるような、意外なパーツにこだわりました。「プラモニャル」はマグロを持っているのですが、デザインされた当初はカツオぽかった(笑)。マグロらしい胴体の再現にギリギリまでこだわりました。

 

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そこなんですね(笑)。最近ではプラモデルの普及活動を積極的に行われているオオゴシトモエさんの限定カラー「プラモザルロボ スチームパンクブラウン」も発売されました。

 

望月:

以前からオオゴシトモエさんが、度々「プラモザル 」をイベントやメディアでご紹介してくださっていたので、なにかお返しがしたいと思い、彼女がプロデュースした成型色の限定品をつくりました。

 

▲オオゴシトモエカラーリング プラモザルロボ スチームパンクブラウン

 

望月:

「プラモザル」が誕生した背景にある「プラモデルをもっと気軽に楽しんでいただきたい!」という想いは、オオゴシさんともかなり共通する部分だったので、この企画が実現しました。

 

◇◇◇◆

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2012年のフリーペーパーから誕生した「プラモザル」 が、徐々に活躍の幅を広げています。

 

望月:

「プラモザル 」に加えて、第2弾として猫の「プラモニャル」、そして第3弾「プラモザルロボ」を発売しました。現在、さらにシーズン2として新キャラクターも鋭意開発中です。

 

 

▲現在開発中のプラモリラ

 

望月:

主にイベント出展の際にお買い求めいただいていますが、6年続けてきたおかげで、少しずつ認知度も上がってきました。

 

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模型イベント以外にも多数出展されていますね。

 

望月:

プラモデルを見たことも触ったことも無い人は世の中にたくさんいます。まだ試行錯誤の最中ではありますが、「プラモザル」が業界を盛り上げられる存在になれるよう、地道に活動を続けていきたいと思います。

 

◇◇◇◇

「静岡生まれ・静岡育ち」のプラモデル、「プラモザル 」。ぜひイベントに足を運んだ際にはチェックしてみてくださいね!

 

次回のエピソードは、スタジオユーワがプロデュースする新企画「チョトプラモ」に迫ります。

 

To be continued <第2回>地域・企業応援プラモデル「チョトプラモ」シリーズ開発の舞台裏

 

取材・文・写真:小縣拓馬

 

 

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