<第2回>地域・企業応援プラモデル「チョトプラモ 」シリーズ開発の舞台裏

<第2回>地域・企業応援プラモデル「チョトプラモ 」シリーズ開発の舞台裏

<第2回>地域・企業応援プラモデル「チョトプラモ 」シリーズ開発の舞台裏

スタジオユーワ

プラスチックモデルシリーズ

アニメも漫画も無い。そんな中で突如としてプラモデルとして登場した静岡の「サル」がジワジワと人気を集めている。その名も「プラモザル」。

 

今回は本業はデザイン会社でありながら、プラモデルの企画も手がけるスタジオユーワ 代表の望月剛宏さんに、<全3回>にわたって、「プラモザル」誕生秘話や、新シリーズ「チョトプラモ」開発の舞台裏などについて語っていただきます。

 

◆目次◆

<第1回>想定外のプラモデル化?密かに人気を集める「プラモザル」誕生物語

<第2回>地域・企業応援プラモデル「チョトプラモ」シリーズ開発の舞台裏

<第3回>「ものづくりは人づくり」。プラモデルに込めたメッセージ

 

◆◇◇◇
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今回は新企画「チョトプラモ」についてお聞かせください。

 

望月:

手のひらサイズのはめ込み式プラモデルで、戦国大名今川義元をモデルにした静岡県静岡市の非公式ゆるキャラ「今川さん」、熊本県の「くまモン」、新潟県燕三条ゴッドハンド株式会社の「ニパ子」の3種類を発売します。

 

 

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すべてのキャラクターが「地域や企業」に紐づいているのですね。

 

望月:

私たちは元来チラシ屋なので、地域・企業PRとプラモデルを結びつけることで何か面白いことができないか、というのが「チョトプラモ」を着想したきっかけです。

 

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このシリーズも「プラモザル」と同様、全て「メイドイン静岡」ですか?

 

望月:

はい。デザインから金型、量産まですべて静岡でおこなっています。現在では海外生産が主流になっていますが、ホビーの街・静岡の誇りにかけて、すべて静岡県内で作ることにこだわりました。

 

◇◆◇◇

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では各キャラクターについて詳しくお聞かせいただけますか?

 

望月:

「チョトプラモ」の企画を着想した際に、ゆるキャラグランプリにエントリーしている全てのキャラクターに「プラモデル化しませんか?」とメッセージをお送りしたんです。興味を持ってくださったいくつかのキャラクターの中で、話がまとまったのが「今川さん」でした。

 

 

望月:

実はこの「今川さん」、静岡のキャラクターということもあり、「今川義元の魂がプラモデルになって蘇った」というキャラクターなんです。さらに、2019年は今川義元「生誕500周年」ということで、是非このタイミングで一緒に地元静岡を盛り上げようという話になりました。

 

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「くまモン」は言わずもがな、ご当地キャラクターの代表格ですね。

 

 

 

望月:

地域を応援するプラモデルとして、常日頃熊本を応援している「くまモン」がラインアップにあることで、「チョトプラモ」のコンセプトがより多くの人に伝わってくれることを期待しています。

 

◇◇◆◇

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3種類の中で「ニパ子」だけ少し異質ですね(笑)

(※Episozeでは過去にニパ子の生みの親、ゴッドハンドさんを取材させていただいております リンク

 

望月:

「プラモザル 」の相棒キャラクターとして「プラモ・リザ」という少女キャラクターがいるのですが、彼女のイラストをイベントで展示していたら「ニパ子」がTwitterで「プラモザル の美少女化だ!」と反応してくれたんです。

 

 

望月:

「ニパ子」はアルティメットニッパーを通してプラモデル業界を応援するキャラクターとして有名ですが、元を辿れば新潟県燕三条という金物産業が盛んな地域があるからこそ、ゴッドハンドさんのニッパーが生まれたわけです。その点では「ニパ子」も地域を応援するキャラクターだということで、お声がけさせていただきました。

 

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「プラモ・リザ」のイラストがきっかけで繋がったのですね。

 

望月:

実はこの「プラモ・リザ」のイラストを制作していただいたイラストレーターの志月さんに、今回の「ニパ子」のデザインもお願いしました。まず等身大の「ニパ子」を描き下ろしていただいたのちに、「チョトプラモ」のフォーマットに合わせたデフォルメ版を描いていただきました。もちろん志月さんも静岡県内在住の方です。

 

 

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地域・企業を応援するプラモデル「チョトプラモ」、というコンセプトがよく理解できました。

 

望月:

私たちは大きなメーカーでは無いので、ただ単にキャラクターをプラモデル化しただけでは差別化できません。広告業をやっている我々がプラモデルをやる「意味」を持たせることが重要かなと思っています。

 

◇◇◇◆

望月:

実は一番見ていただきたいのは、このプラモザルのランナーを再現したパーツです。

 

 

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これは、めちゃくちゃ細かいですね!!

 

望月:

金型屋さんがここまで細かく作り込んでくださいました。これが「プラモザル」にも通ずる魅力で、「そこをそんなにこだわる!?」とついツッコミを入れたくなる造形になっています。

 

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たしかに、「ここ!?」とツッコミたくなります(笑)

 

望月:

「ニパ子」のニッパーパーツも非常に細かく作ったので、ゴッドハンドさんのアルティメットニッパーを使わないとうまく切れないかもしれません・・・

 

 

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さすが、自然な宣伝ですね!(笑)

 

望月:

一見、技術を使っていない様に見えて、実は静岡の模型技術がふんだんに使われています。ぜひ「チョトプラモ」シリーズを通して、地域や企業、そしてプラモデルの魅力を少しでも感じていただけると幸いです。

 

◇◇◇◇

スタジオユーワの新しいプラモデルシリーズ「チョトプラモ」。シリーズにはデザイン会社らしいこだわりが込められていました。

 

次回のエピソードは、スタジオユーワ代表の望月さんにこれまでの道のり、そしてこれからの展望についてお伺いします。

 

To be continued <第3回>「ものづくりは人づくり」。プラモデルに込めたメッセージ



取材・文・写真:小縣拓馬

©2010 kumamoto pref. kumamon #K28262
©今川さん製作委員会
©Project NIPAKO
©志月

 

 

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