<第2回>生誕40周年!お菓子売り場の宝石「セボンスター」開発の舞台裏

<第2回>生誕40周年!お菓子売り場の宝石「セボンスター」開発の舞台裏

<第2回>生誕40周年!お菓子売り場の宝石「セボンスター」開発の舞台裏

カバヤ食品 玩具菓子

玩具菓子の製造・販売

玩具菓子(いわゆる食玩)の老舗、カバヤ食品にお邪魔してお話をうかがうエピソード第2回、今回は同社の女児向け玩菓の代表格である「セボンスター」の秘密を聞いてみましょう。

 

セボンスターは六角形の箱の中にペンダントアクセサリーとチョコレートが入った「お菓子売り場の宝石」。今年40周年になるロングセラーアイテムです。各弾のバリエーション数も豊富で、「友達と『同じ』物が欲しい、でも友達と『全く同じ』ものはイヤ!」という女の子たちのハートをガッチリつかんでいます。

 

◆目次◆

<第1回>玩具菓子の源流を辿る!カバヤ食品に眠る「玩具菓子伝説」

<第2回>生誕40周年!お菓子売り場の宝石「セボンスター」開発の舞台裏

<第3回>目指せ20周年!広がり続ける「ほねほねザウルス」ワールド!

 

◆◇◇◇

>:

「セボンスター」は今年40周年を迎えますが、シリーズ累計で何個ぐらい販売されたのでしょうか。

 

 

辻本:

正確な数値は当社も把握しきれていないのですが、億を超える数は出荷していると思います。

 

>:

すごいですね!1つの弾につき基本形状が20種類、カラーバリエーション含めると全85種類とバリエーションも豊富です。これをコンプリートするのはなかなか難しそうです。

 

清水:

基本的にコンプリートを促すシリーズ構成にはしていません。ただ、2008年頃からいわゆる大人買いやトレーディングで集めてくださる20~30代の方が増えてきました。

 

 

辻本:

SNSのハッシュタグでも「セボトレ」(セボンスタートレードの略)という言葉を使ってファンの方々が情報交換を盛んに行ってくださっています。大人の方でも「欲しくなるデザイン」が提供できていると思うと嬉しいですね。

 

◇◆◇◇

>:

現在の「セボンスター」の担当は辻本さんですが、女性の「かわいい」の感性を理解して商品企画する上で苦労も多そうです。

 

清水:

これまで、基本的にはセボンスターの歴代担当はみな女性でした。商品開発業務を覚えるのにもすごくいい商品なので、入社したばかりの若い感性を持った女性社員が担当する、というのがある種の伝統になっていたのです。私の知る限りでは、正式な担当という形での男性担当は辻本が歴史上初です。

 

>:

とはいえ、セボンスターを誕生させたのは大阪工場の若手男性だったともうかがいました(第1回リンク

 

辻本:

そういう意味では原点回帰かもしれませんね(笑)。

 

清水:

私たちのもの作りは担当者によってカラーが結構出ます。例えば、過去にナスビのデザインのセボンスターがあったのですが、その時の担当者に理由を聞いたら、「私、ナスが好きだから」って(笑)。

 

 

>:

辻本さんはセボンスターを担当すると決まった時、どういうお気持ちでしたか。

 

辻本:

私なりのやり方で頑張ろう、と。モチーフやアイデアは私が出しますが、女性の感性を大切にするためにも具体的なデザインは女性のデザイナーさんにお願いし、彼女たちの意見を尊重して作るようにしています。

 

▲「プレミアムセボンスター なでしこデザイン」のパッケージイメージと商品

 

◇◇◆◇

>:

現在展開されているセボンスターの工夫についてお聞かせください

 

清水:

興味を持ち続けてもらう工夫として、弾にまたがるテーマ設定をラインナップに組み込んでいます。これまでは星座モチーフでしたが、今年の1月からは「ワールドシリーズ」という世界の国と地域をモチーフにしたラインナップをスタートしています。

 

辻本:

パッケージにも世界をイメージした地球のイラストを配置しています。世界一周をやるというコンセプトで、第1弾は日本、ロシア、中国をイメージしたアクセサリーがラインナップされています。

 

 

辻本:

例えば、日本をイメージしたモチーフとして扇子型のアクセサリーがあります。平面的な形状が多いセボンスターの中で、この扇子の形状はあえて立体感を入れています。

 

 

清水:

この新しいラインナップがどう受け取ってもらえるか、ひいては我々、ひさびさの「男性セボンスターチーム」のカラーがどう評価されるか、今からドキドキしています。

 

◇◇◇◆

>:

以前『美少女戦士セーラームーン』とコラボした「プレミアムセボンスター」シリーズが話題となりましたが、そういった展開についてはどうでしょうか。

 

辻本:

2018年11月に「プレミアムセボンスター ディズニープリンセス」を発売しています。『セーラームーン』はどちらかというと大人の女性に向けた商品でしたが、ディズニープリンセスは子供達にも人気です。大人と子供、双方にとって魅力的なシリーズになっていると思います。

 

清水:

加えて、コラボではない、オリジナルの「プレミアムセボンスター」を復活させます。今回は「プレミアムセボンスター なでしこデザイン」という、和風デザインのものです。

 

 

>:

大人を意識されたコンセプトですね。

 

岩本:

プレミアムセボンスターは手帳カバーやスマホカバーのデコ素材として「リメイク」する大人の女性も多いです。

 

清水:

プレミアムセボンスターは、20代30代の方や、セボンスターを卒業しそうな少しお姉さんなお子様にも楽しんでいただきたい。ラインナップを拡充して、今後も色々な世代にセボンスターを届けたいと思っています。

 

◇◇◇◇

子供から大人までを魅了し続ける「セボンスター」。変わらぬ普遍的な可愛さの裏には、進化を求め続ける担当者たちの思いが隠されていました。

次回は男児向け玩具菓子「ほねほねザウルス」の秘密に迫ります!

 

 

取材・文:ぬのまる

取材・写真:小縣拓馬

Cheer! を送る
4
<第2回>生誕40周年!お菓子売り場の宝石「セボンスター」開発の舞台裏

カバヤ食品 玩具菓子

玩具菓子の製造・販売

カバヤ食品 玩具菓子のエピソード