<第2回>切り開けペーパークラフトの未来!「PEPATAMA」シリーズの真価

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<第2回>切り開けペーパークラフトの未来!「PEPATAMA」シリーズの真価

ドラゴンホース

ペーパークラフト・ドール 等の製造、販売

ペーパークラフトの魅力を伝えたい!

その思いで起業したドラゴンホース社の社長、程 凌皓(テイ・リョウコウ)さん。しかし、創業当初はなかなか思うようにいきません。

状況を打開するため程さんが導入した新たな技術とは!?ドラゴンホースの軌跡を辿るエピソード、第2弾です。

 

◆目次◆

<第1回>「ドラゴンホース」の誕生、そして挫折からの飛躍

<第2回>切り開けペーパークラフトの未来!「PEPATAMA」シリーズの真価

<第3回>新デフォルメドールボディ「PICCODO」誕生

<第4回>「紙の力を魅せてやろう」。ドラゴンホースが目指す理想形

 

◆◇◇

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創業以来展開されてきた「ペーパークラフト」シリーズも、「湿気に弱そう」とか、「破れやすそう」という負のイメージの方が多くて、方針転換を行ったとおうかがいしました(第1回リンク

 

程:

ペーパークラフトシリーズ全体で「PEPATAMA(ペパタマ)」というブランド名で展開していますが、その中で新たな定番として「ペーパージオラマシリーズ」という、ジオラマに使える地面や木箱、ドラム缶といったアクセサリーのシリーズを開始しました。

 

 

程:

この新しい「PEPATAMA(ペパタマ)」シリーズの特徴としては、まず全面的にレーザーカッティングの技術を導入したことです。パーツがほぼ切り離し済みになっているので、手で簡単にパーツを外すことができます。

 

 

程:

組み立て方式も、以前はボンドや糊で接着する仕様でしたが、方針転換後は差し込みだけで固定できるようにしました。折れ線部分もハーフカットで印を付けているので、分かりやすくなっています。

 

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おお、たしかにこれは簡単にできますね。

 

▲ためしに切り離してみました。確かに簡単!

 

程:

用紙も、トランプなどに使われるPP加工を施しています。プリプロピレンのコーティングですので、表面はほぼ防水で、一般的な使用で湿気の心配をする必要は全くありません。

 

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作った後も長く使えるわけですね。

 

程:

「切り離し」「組み立て」「保存」それぞれにおいて新しい技術を導入しました。このことで、ペーパークラフトに対する既成概念を覆したいと思っています。

 

◇◆◇

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方針転換後の「PEPATAMA」に対するユーザーの反応はいかがでしたか?

 

程:

組み立てやすくなったものの、まだまだ難しいと言われることもあります。こればかりは、ジレンマですね。作りやすさとリアルさ、どういう風にバランスを取るか、なかなか難しいです。

 

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あくまでホビーユーザー向けの商材だから、妥協できない品質の部分はありますものね。

 

程:

そうですね。なので、ペーパークラフトならではの価値をもっと訴求していきたいと思っています。

 

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たとえば、どのようなことが「ならでは」の魅力なのでしょうか?

 

程:

紙なので、組み上がったドラム缶をへこませる、なんてこともできちゃいます。

 

 

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あっ、マンガとかによくあるような殴られたドラム缶に!これは他の模型ではできないですね。

 

程:

あと紙ならではの楽しみ方として、軽いのと中が空洞なのを生かして、小型のネオジム磁石を入れたりするのも楽しいです。瓦礫を積み重ねたり、こういう風に立体的な飾り方もできます。

 

 

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なるほど、これは面白い。

 

程:

フィギュアに持たせることもできますし、弊社の「ペーパーエフェクトシリーズ」と磁石で組み合わせれば、爆発や衝撃で石が飛んでいるような表現もできます。重量がないだけで、遊びの幅がグッと広がるんです。

 

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詳細なデザインを表現できるのも紙ならではの魅力ですよね。

 

程:

ペーパークラフトは塗装する手間なくリアルなデザイン表現ができます。ドラム缶は、ドラム缶の「中」のデザインも施しています。中を覗き込んでも本当のドラム缶のようになっているんです。これは両面印刷できるペーパージオラマならではだと思います。

また、これは今企画中の商品ですが・・・。

 

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テトラポッドですか。で、でかいですね(笑)。

 

 

程:

これだけ大きくても比較的安価に提供できますし、ペーパージオラマシリーズは差し込み固定ですので、極論、使わない時は分解して収納する事もできます。これだけ大きなものでも負担なく遊べるのです。

 

◇◇◆

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あくまでホビーユーザー向け、ということで他社のプラモデルなどとのコラボもしやすいスケール感で商品展開されています。

 

程:

日本のフィギュアや人型プラモデルに多い1/12スケールを中心に、さらに小さい1/24スケールの商品も出しています。コトブキヤさんの「ヘキサギア」や、中国の多くのメーカーが1/24スケールを採用していて、今後もこのスケールを親しむユーザーは増えると予想しています。

 

 

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紙だから比較的サイズの自由度があるのも良いところですね。

 

程:

まだ開発中ですが、特撮系やガンプラユーザーを見据えた1/150スケールや、

逆に大きいものとして1/6スケールの企画も進行中です。中国を中心に、海外フィギュアでは1/6スケールの人気が高いんですよ。

 

大きく作ることによって細かいディテールや凹凸も出せるようになって、もっとリアルさが増します。

 

 

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ペーパークラフトも極めていくと、これだけの可能性があるのですね。

 

程:

まだ全然極められていませんが、これから極めていきたいという気持ちはあります。「PEPATAMA」を軸に、みなさんの既成概念をひっくり返すような提案をしていきたいですね。

 

◇◇◇◇

実際に作ってみたところ、ドラム缶は約10分で完成でびっくり!手軽に作れて楽しめる「PEPATAMA」の可能性は、これからさらに広がっていきそうです。

次回は、ドラゴンホースが新たに参入する「ドール」事業についてうかがいます。

To be continued <第3回>新デフォルメドールボディ「PICCODO」誕生

 

取材・文:ぬのまる

取材・写真:小縣拓馬

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