なんで美しくしたの!?担当者が語る「美人体模型」の誕生秘話が真面目すぎた

なんで美しくしたの!?担当者が語る「美人体模型」の誕生秘話が真面目すぎた

なんで美しくしたの!?担当者が語る「美人体模型」の誕生秘話が真面目すぎた

マイルストン

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ワンフェス2019[冬]で彗星のごとく現れ、来場者の話題をかっさらった「美人体模型」。

「人体模型を美しくする。」というコンセプト、衝撃的すぎるデザイン、「医師監修」も得ている精巧な造形。な、なんて尖った企画だ!!

ということで企画の真意を伺うべく、今回は「美人体模型」の企画担当者である下間隆夫さんにインタビューに応じていただきました。

 

 

人体模型を美しくした真面目すぎるワケ

 

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いきなりですが単刀直入に、、なんで「人体模型」をフィギュアの造形にしようと思われたんですか?

 

下間隆夫(以下、下間):

私がマイルストンに入社したきっかけが、2013年に発売された「俺たちの便所」プラモデルでした。面白い商品をつくる会社があるなぁ、と(笑)。それで、自分がこの会社に入って「模型」を企画するとしたら何をするだろうと想像したときに、最初に浮かんだがなぜか「人体模型」だったんです。

 

 

>:

たしかに、誰もが一度は見たことのある「模型」ですね。

 

下間:

それで調べてみると、人体模型を商品として出している会社は少なくて、しかもどれも業務用の大きくて高価なものばかりでした。これはもしかしたら面白いものが出来るかもしれない、とうっすらと考えていました。

 

>:

そこからすぐに企画が具体化したわけではないのですね?

 

下間:

はい。実際に企画提案しようと考えたのは、実は「娘の病気」がきっかけでした。生まれる前から1万人に1人という心臓の難病を抱えていて、お医者さんから病気の説明をされたのですが、体の構造がわかっていないから全然理解できなかった。

 

>:

なるほど。

 

下間:

中学で習ったはずの人体の構造や内臓の働きがわかっていなかったことがすごくショックでした。そして、自分の家族に実際におこった出来事を通して、もっと人体の構造を身近なものにしていく必要性を感じたんです。

 

>:

そこから「人体模型」の企画に繋がったのですね。

 

下間:

学校に置いてある人体模型は大きくて少し不気味ですよね。そのビジュアルゆえに人体への興味がそがれている人もいると考えました。そして値段も1体何十万円と高価なので、先生も実際に触らせるようなことはしません。

 

(想像以上に真面目な展開・・・!)

 

下間:

デザインの美しさとホビー業界で洗練されたきた造形技術を使えば、もっとみんなの興味を引くような人体模型が、手に取りやすい価格と大きさで提供できるのではないか。そうすれば、少しでも人体の構造に興味を持ってくれる方が増えるのではないか。そう考えて「美人体模型」を企画しました。

 

「医師監修」も受けている精巧な造形美

 

>:

「医師監修」も進めていると発表されていました。

 

下間:

「人体模型」としての質を担保するために、医師監修は不可欠でした。ツテのないところかでしたが解剖学の権威であられる順天堂大学・坂井建雄教授にアポイントをとり、監修を快諾いただきました。

 

「人体構造を身近に」というコンセプトは坂井教授も長年取り組まれているテーマで、わたしたちの商品コンセプトや精密なデザインをお伝えしたら共感いただくことができたんです。

 

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臓器のパーツは取り外しが可能なのでしょうか?

 

下間:

監修・仕様調整中のため変更あるかもしれませんが、現段階では11個の内蔵パーツが取り外しできます。組み立てることで人体構造を自然に理解できるようになっています。全高が約22cmなのですが、これは手で持ちやすくて組み立てもしやすいサイズ感にこだわりました。また実際の商品は着色もされるので、視覚的にもわかるようになります。

 

>:

本当に「人体模型」の要素を満たしているのですね。

 

下間:

医療従事者を目指す学生が手に取っても問題ないレベルの商品を目指しています「マンガで学ぶ」という教材が増えているように、この「美人体模型」で学ぶ人が増えてくれると嬉しいですね。

 

 

企画術は芸人時代に磨かれた?

 

>:

マイルストンは本業がメーカーではなく問屋です。下間さんも普段は企画開発職ではないのですよね?

 

下間:

はい、普段は営業として店舗営業などを担当しています。美人体模型の企画は私が担当しましたが、実際の開発は「俺たちの便所」プラモデルも開発してくださった青島文化教材社さんにお願いしています。

 

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今回のような企画ノウハウはどのように身につけられたのでしょうか?

 

下間:

実は昔、芸人をやっていた時代がありまして、、(笑)。

 

▲「元芸人」なのに、詳細な計画のもと真面目にプロジェクトを推し進める下間さん。ギャップがすごい。

 

下間:

芸人のネタづくりの基本法則として「普遍性にギャップを掛け合わせる」というものがあります。誰もが知っている普遍的な物事に何かギャップを与えると面白くなる、ということです。

 

>:

なるほど。

 

下間:

美人体模型の場合で言うと、誰もが言葉を聞いてイメージが湧く「人体模型」というものに、「美しい」というギャップを組み合わせました。おかげさまで話題化はできているので、これから商品の「人体構造を身近に」というコンセプトを丁寧に伝えていければと思います。

 

>:

男性版も企画進行中なのですよね?

 

下間:

はい、投資の兼ね合いもあり両方同時には発売はできませんが、男性と女性両方揃うことは教材として大切だと思っています。

 

「美人体模型」は買って終わりの商品ではありません。この商品で実際に触って人体の内部構造への理解を深めていただき、さらには医学や生物学に興味を持つ人が増えてくれることを願っています。

 

 

◆◆◆◆

「美人体模型」が企画された背景を聞いてびっくり。担当者である下間さんの「真面目すぎる」思いが隠されていました。実際にサンプルを手に取ってその造形の精巧さを見ると、その並々ならぬ思いが伝わってきます。

ホビーの持つ新しい可能性を感じさせる、そんな注目商品「美人体模型」の発売に期待しましょう!

 

取材・文・写真:小縣拓馬

 

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