<第1回>けん玉はここまで進化した!IoTけん玉「DENDAMA(電玉)」誕生秘話

<第1回>けん玉はここまで進化した!IoTけん玉「DENDAMA(電玉)」誕生秘話

<第1回>けん玉はここまで進化した!IoTけん玉「DENDAMA(電玉)」誕生秘話

DENDAMA 電玉

アプリと連動して遊べる次世代「IoTけん玉」

8月10日に渋谷の新スポットDENDAMA&DARTS「RE/D」で開催された「DENDAMA JAPAN CUP 2019 in Summer」

DENDAMA?渋谷の新スポット?

誰もが一度は遊んだことのあるけん玉が、IoT化して超絶進化した「DENDAMA(電玉)」の魅力を、代表の大谷さんにお伺いします。

 

◆目次◆

<第1回>けん玉はここまで進化した!IoTけん玉「DENDAMA(電玉)」誕生秘話

<第2回>渋谷にBAR新オープン!DENDAMAが目指す世界的「プロスポーツ化」への道

 

DENDAMA(電玉)ってなに?

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まず「DENDAMA」とは何か、お教えください。

 

大谷:

「DENDAMA」は一言で言うならば「通信対戦できるけん玉」です。

内部に速度センサーとジャイロセンサーが入っていて、玉がどのお皿に乗ったか、どういう技をしたかというのをすべてトレースできるようになっています。

 

▲スゴ技をあっさり決める代表の大谷さん。

 

そしてそのデータが専用アプリと連動しているので、DENDAMAさえあればアプリが検定スキルを判定してくれたり、遠隔のプレーヤーとバトルすることもできるのです。

 

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それは画期的な商品ですね。近年、世界で「KENDAMA」としてけん玉がブームになっていると聞きます。

 

大谷:

そうですね。離れていてもオンラインで繋がって遊べる「DENDAMA」もまさにグローバルのプレーヤーを見据えた商品です。

遊び方もクエスト攻略モード(技を決めながらアプリ内ゲームをクリアし、自身のレベルを上げていく)、対戦モード(通信対戦相手と交互に技の成否を競い合う)、けん玉検定など、これまでのけん玉には無かった遊びが様々にあります。

「けん玉検定」に関しては世界にけん玉を普及させる活動をされている一般社団法人グローバルけん玉ネットワーク(GLOKEN/グロケン)と事業提携しているので、DENDAMAとアプリさえあれば家でも旅行先でも海外でも検定を受けることができ、実際に合格することもできるのです。



DENDAMAの中身大解剖

▲DENDAMAの内部イメージ。見た目とは裏腹に、内部にぎっしり電子回路が詰め込まれている。

 

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もう少し商品の仕様についてお聞きしたいです。けん玉としての仕様は初心者でも問題なく遊べるのでしょうか?

 

大谷:

けん玉として基本となる形や重さにはめちゃくちゃこだわっていて、初心者の方でも技を決めやすいように、一般的な木のけん玉と同等の形と重さを実現しています。これを実現するために、中の電子回路設計を徹底的に研究してきました。

 

DENDAMA Ver2.0 Gummyシリーズ。カラーバリエーションはラズベリー、マスカット、サイダーの3種。

 

また、玉にラバー加工を施しているため、初心者がつまずきがちなバランス系の技でもピタッと止まりやすくなっています。

 

玉の50:50の色分けにより、玉の回転の視認性も高めています。

他にも専門的なところでいくと、重心の位置を工夫することで月面着陸という技を決めやすくしていたり、ストリング(糸)の接合位置を高めにすることで回転系の技が決めやすくなっています。

初心者から、けん玉ワールドカップ上位者レベルの方でも楽しめる仕様となっています。

 

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それだけの仕様を実現されながら、さらに中に様々な機器が仕込まれていて、ソフトも開発されているのですよね。

 

大谷:

お皿にコイル状のセンサーが内蔵され、玉側にメッキを施していています。そのことにより、玉の位置を常にセンサーが追っています。商品もアプリも全て自社で開発しています。

 

▲しかも光る!胸アツ!!

 

波乱万丈!「DENDAMA」開発秘話

 

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何がきっかけで「DENDAMA」を作ろうとなされたのでしょうか?

 

大谷:

「自分で何か作って世に送り出したい」という思いから前職を退社したのですが、その時には何を作るか決めていませんでした。

 

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けん玉がお好きだったのがきっかけで始めたわけではないのですか?

 

大谷:

実はけん玉については一般程度の知識しか持っていませんでしたね。着想の根本にあるのは「高齢者でも子供でも世代を超えて楽しめるものが作りたい」という思いでした。そのためには「高齢者でも楽しめる昔馴染みのもの+α」だろうと考え、偶然「DENDAMA」の原型となるアイディアを思いついたんです。

けん玉であれば高齢者から子供まで誰もが知っていて遊べる。グローバルでも遊ばれている。

そこに「+α」の要素としてテクノロジーやアプリを活用してゲーム性を出せればビジネスとしても文化としても可能性が広がるのではないかと考えました。

それが2015年8月のことでしたね。

 

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そこから現在の「DENDAMA Ver.2.0 Gummyシリーズ」が2018年7月に発売されるまで3年もの期間がありますね。着想からの道のりをぜひお聞かせください。

 

大谷:

KDDIが主催する「KDDI ∞ Labo」という起業家向けのアクセラレータープログラムにDENDAMAの企画を応募したところ、幸運にも採択され、半年間メンターの方々にアドバイスをいただきながら企画をブラッシュアップしていきました。

ようやく仕様の方向性が固まり、手作りの試作品ができたところで2016年の2月に法人化しました。ですが、当然ながら量産のための資金がありません。なのでクラウドファンディングを実施し、最初の商品を作る資金を集めました。

 

▲初期の試作品。進化の跡が見て取れる。

 

大谷:

おかげさまで資金は集められたものの、量産する方法や工場もゼロから模索しました。

「センサーも反応するから、これを量産すれば大丈夫だろう」と思っていた当時の手作り試作品でしたが、今から考えれば試作品とは呼べないぐらい恥ずかしいもので(笑)。試作屋さんと共に、量産に耐えうる機構を編み出すのに苦労し、試作品づくりを15個以上繰り返しては失敗し続けました。

多大な時間とお金を費やして、ようやく1つめのDENDAMAが完成したのが2017年3月のことです。しかしこのようやく完成したDENDAMA Version.1がまた問題児でして、、(笑)

 

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なにがあったのでしょう?

 

大谷:

DENDAMA Version.1にはモーターなども搭載していたため、現在発売中のものよりも大きくて重かった。IoTの機能を重視するあまり、けん玉として使いにくいものになってしまっていたのです。

そこから研究に研究をかさね、ようやく小型化に成功して2018年7月に発売したのがVersion.2である「DENDAMA Ver2.0 Gummyシリーズ」です。

 

いま振り返ると足かけ三年間、本当に試行錯誤の日々でしたね。でもその苦労を乗り越えてこれたからこそ、これまでにない、斬新で面白い「DENDAMA」を作ることができました。

 

◇◇◇◇

最新のテクノロジーと斬新な発想で、伝統ある「けん玉」の未知なる可能性を切り開くDENDAMA。誰もやったことのないチャレンジだからこそ、幾多の困難を乗り越えて、現モデルの発売にこぎつけることができたのでした。

とにかくスケールの大きい活動を続ける大谷さん。DENDAMAの先に見据える未来とは?

 

<第2回>渋谷にBAR新オープン!DENDAMAが目指す世界的「プロスポーツ化」への道

 

取材・文・写真:小縣拓馬

画像協力:株式会社電玉

 

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DENDAMA 電玉

アプリと連動して遊べる次世代「IoTけん玉」

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