<第1回> ここから、何かが生まれる。【2k540特集】

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2mOa

コンテンポラリージュエリー | 2k540

◆◇◇◇

「面白いジュエリー職人のユニットがいる。」

そう聞いて訪れたのは、御徒町と秋葉原の中間に位置する、ものづくりの街「2k540(ニーケーゴーヨンマル)」。

 

迎えてくれたのは森山雅人(MasatO Moriyama)と益子裕之(HirOyuki Mashiko)。イニシャルに共通する文字をつなぎ、ユニット名を「2mOa(ツーモア)」という。

 

 

森山:「楽しみに、お待ちしておりました。」

 

ハットをお洒落に着こなす森山は、優しく微笑みながら、ユニットの馴れ初めを教えてくれた。

 

森山:「ジュエリーの専門学校で我々は出会いました。益子くんはその学校の卒業生で、そのあと講師になっています。わたしは他の学校出身ですが、縁あって講師として入り、そこで益子くんと知り合いました。」

 

続けて、シンプルな灰色のTシャツに缶バッチ3つが胸元にちらり、というスタイルの益子が、二人の関係性について語りだす。

 

益子:「二人の間の役割分担は、事細かく分けてないですね。お互い認め合っている部分があるので、言わなくても自然とわかるでしょ、という感じです。」

 

タイミングよく、順序に会話が展開されていく。それだけで、二人のあ・うんの呼吸が伝わってくる。

 

◇◆◇◇

しかし、なぜだろう。

取材している間も、何人もの一見さんのお客様が、高確率で商品を購入して行く。2mOaの商品は、人を惹きつける魔法がかけられているようにも思えた。

 

 

森山:「普通はものを完成品として売って終わりですが、我々にとっては売った瞬間がスタートです。ものが売れたらおしまい、じゃなくて、その先の生活に何が提案できるのかが、一番面白い。」

 

益子:「ここもお店みたいな形はとっていますが、単にものを商材として売る場所ではなく、自分たちの良いと思うことを提案していくための場所。そんな理想像を目指し続けています。」

 

なるほど、人を惹きつけているのは、商品に加えて、この二人の人間性だ。

 

彼らがお客様との理想の関係性について、嬉しそうに語る姿を見て、すぐに合点がいった。

 

◇◇◆◇

「えーっと、プラモデルの、、ランナー??」

そう困惑する私の状況を察してか、ニヤニヤしながら益子が近づいてきた。

 

 

益子:「プラモデルのランナーって、見せられるために作られたものではないけれど、樹脂が流れやすいような形として突き詰めてデザインされている。だから、レイアウトが造形的に美しいんですよね。」

 

そう言われてみると、たしかに。

 

突拍子も無く見える商品でも、彼らの想いを聞くと、すっかり納得してしまう。

 

◇◇◇◆

2mOaは、ものづくりを「点」ではなく「線」や「面」として捉える。ものには作られる過程があって、使われる未来がある。表には、必ず裏がある。

 

 

森山:「ジュエリーは、小さいからこそ、宇宙くらいの大きな世界が広がる魅力があるんです。手のひらに乗るけれど、頭の中では無限大に広がる。」

 

 

益子:「ものを身につけるというのは、船を出すということに似ています。身につけることで自分が発信者になって、世界が広がっていく。それが面白い。」

 

「そこから何かが生まれる!」

これは2mOaのコンセプトだ。

 

たしかに、彼らのジュエリーを身につけると、「何かが生まれそう」な勇気が沸いてくる。

(つづきます)

 

To be continued <第2回>ものづくりの「裏で生まれるもの」の価値【2k540】

取材・文・写真:小縣拓馬

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