<第1回>「生まれて初めて」のものだから。ラトル工房ブータレブーのこだわり

<第1回>「生まれて初めて」のものだから。ラトル工房ブータレブーのこだわり

<第1回>「生まれて初めて」のものだから。ラトル工房ブータレブーのこだわり

ラトル工房ブータレブー

赤ちゃんも安心。手作りの木のおもちゃ

生まれたばかりの赤ちゃんが最初に触れるものだから、良いものを与えたい。そんなニーズに応えるために誕生した木製玩具メーカー、それが「ラトル工房ブータレブー」です。

大手玩具メーカーから脱サラ後、10年以上木製玩具を1つ1つ手作りし続けるおもちゃ作家のサイトウケンイチさんに、商品づくりに込める思いについてお伺いしました。

 

◆目次◆

<第1回>「生まれて初めて」のものだから。ラトル工房ブータレブーのこだわり

<第2回>大手玩具メーカーを脱サラして12年。「木のおもちゃ作家」として歩み続ける

 

木のおもちゃの「ゆるさ」を突き詰める

 

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ラトル工房ブータレブーの商品についてお聞かせください。

 

サイトウ:

出産祝いにぴったりの赤ちゃん向け木製ラトル(がらがら)をメインに製造・販売しています。

「赤ちゃんが生まれてはじめて握るものになるかもしれない」という思いで、一つ一つ私の手作りでつくっています。

 

▲木製おもちゃ作家サイトウさん。ご自身のアトリエ内にて。

 

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すべてサイトウさんの手作りなのですね。もう少しそれぞれの商品のこだわりについてもお教えいただけますか?

 

サイトウ:

使っている素材は全て自然素材。音を出すために入れている「あずき」も北海道産に拘っています。また、艶出しには赤ちゃんが舐めても安心な自然由来の「ミツロワックス」を使用。接着剤にも食品衛生法に適合した素材を使用しています。

赤ちゃんが舐めることを前提に、安全安心な素材のみを使うことにこだわっています。

 

 

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独特のあたたかなデザインも印象的です。

 

サイトウ:

指先が未発達な赤ちゃんでも握りやすい形状や肌触りはもちろんですが、デザインとしては「ゆるさ」にこだわっています。

 

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「ゆるさ」、とはどういったことでしょうか?

 

サイトウ:

木製玩具には「真面目で教材的な役割」を求める方も多くいらっしゃるのですが、私個人としては「おもちゃ」は眉間にシワを寄せて触れるようなものではなく、むしろ子供や周囲の人たちの気持ちを緩め、和ませるものでありたいと思っています。

そのための「ゆるさ」です。

色々なことでギシギシとしている世の中だからこそ、「ゆるさ」こそが玩具の役割の一つとして大事なことだと思い、デザインしています。

 

 

転機となった初めての「手作りラトル」

 

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「ラトル」以外にも商品ラインナップがあるのでしょうか?

 

サイトウ:

ラトルを中心としつつも、「歯がため」や「コロコロ」、誕生祝いに適した「ギフトセット」などをご用意しています。

 

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この「笑顔のふりころり」は今年の「グッド・トイアワード2019(認定NPO法人 芸術と遊び創造協会)」も受賞されましたね。

 

▲「笑顔のふりころり」。グッド・トイアワード2019受賞。(Episozeでも購入できます

 

サイトウ:

「おきあがりこぼし」と「手転がし」を掛け合わせたシンプルな商品なのですが、おかげさまで非常に好評の商品になっています。

 

実はこの商品の着想のきっかけは「スターウォーズ」のBB8というロボットのキャラクター。あのキャラクターの特徴を木で作ったらどうなるだろう?と試して生まれた商品です。

 

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この少し大きなラトルは商品ではありませんか?

 

サイトウ:

これは私が初めて作った木のラトルです。

 

▲サイトウさんが初めて作った手作りラトル。

 

まだ木のおもちゃ作家として独立する前に、生まれてくる娘のためにつくったもので、娘の名前が「はな」だから花の形をしています。うずまきデザインも、今のブランドロゴに反映されているほど、私にとっては転機となったものなんです。

 

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転機、ですか?

 

サイトウ:

はい。ホームセンターで材料を集めて手探りで作ったのですが、出来たときには「なかなか良いものができたぞ」と内心自信満々でした。

でも、いざ生まれた娘に渡してみると、赤ん坊の手がどれだけ小さいかも知らずに作ったせいで大きすぎて掴めないし、危ないし、音は鳴らないし。あまりの不出来に絶望してしましました。「なんじゃこりゃ」、と(笑)。

そこから火がついて毎日のようにラトルを作り続ける日々が始まりました。ある意味「いましめ」のために、このラトルはアトリエに飾り続けているんです。

 

◆◆◆◆

細部まで赤ちゃんのことを考えてこだわりぬかれたラトル工房ブータレブーの商品たち。

その誕生までには、知られざるサイトウさんの戦いの日々がありました。

次回 <第2回>大手玩具メーカーを脱サラして12年。「木のおもちゃ作家」として歩み続ける

 

取材・写真・文:小縣拓馬

 

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