<第3回>プラモ界のインディーズレーベル?【cavico|キャビコ】が目指す未来

<第3回>プラモ界のインディーズレーベル?【cavico|キャビコ】が目指す未来

<第3回>プラモ界のインディーズレーベル?【cavico|キャビコ】が目指す未来

cavico|キャビコ

個人クリエイターとの「共創」プラモブランド

2018年6月の「イグザイン」一般販売より、次々と新製品を発表しているキャビコ「チョイプラ」シリーズ。知る人ぞ知る有力クリエイターの作品を商品化することで話題を集めています。

「cavico|キャビコ」の掲げる「for all creators」というコンセプト、そして彼らの描くこれからの展望についてお聞きします。

 

◆目次◆

<第1回>チョイ気になるあのプラモ!いま話題の【cavico|キャビコ】が人気なワケ

<第2回>「チョイプラ」は偶然生まれた?開発者が語る【cavico|キャビコ】誕生秘話

<第3回>プラモ界のインディーズレーベル?【cavico|キャビコ】が目指す未来



個人クリエイターとの共創ブランド「チョイプラ」

 

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「チョイプラ」シリーズは、次々とクリエイターの作品を商品化されています。

 

宮城島:

個人クリエイターと一緒に新しい立体商品を創るような「共創ブランド」にしていきたいと思っています。そういう思いもあり、「デザイン募集して人気投票で1位の作品をチョイプラ化」という企画をやったところ、なんと240件以上もの応募が集まりました。

 

▲「本気のクリエイター発掘大作戦」結果発表。

 

西沢:

「チョイプラ化」と言っても、まだ大河原先生の「イグザイン」しか発売してない時点だったので、応募が集まるかどうか心配していました。でも蓋を開けてみると大盛況。それだけクリエイターたちは自分の作品を一般販売したいという熱い想いを持っていることを証明した結果となりました。

 

▲「本気のクリエイター発掘大作戦」グランプリに輝き、商品化が決定したARATA氏の「Smart Daughter / eos」の開発中試作品。

 

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これまで商品化してきたクリエイターの選定はどのように行われているのですか?

 

西沢:

私が2013年からワンフェスに出展し続けているので、そこで培ったクリエターさんとの繋がりが最初はベースになっています。他にも、自ら企画を持ち込んでくださるクリエイターさんもいます。

 

その中でどのような方を選んでいるかというと、作品のクオリティはもちろんのことですが、「想いが強く、覚悟がある人」に声がけさせてもらっています。

 

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「想い」と「覚悟」ですか。

 

西沢:

クリエイターには世にないものを生み出し続ける「産みの苦しみ」ももちろんあるのですが、それ以上に誰にも作品を受け入れてもらえない「産後の苦しみ」もあります。

 

そんな苦労を乗り越えても「想い」を持って作品を出し続けるクリエイターは、私にとってはいわば「同志」。その「想い」は必ず商品に宿ると思っています。

 

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「覚悟」はどのようなことでしょう。

 

宮城島:

一般販売するからには、制約条件もたくさんあります。自分の作品を制約条件の中でいかによいデザイン・仕様に仕上げるか。妥協案ではなく、新たな完成形を我々と「共創」する「覚悟=本気」が必要なのです。お付き合いさせていただくからにはそういったクリエイターと一緒に取り組みたいと思っています。

プラモデル界のインディーズレーベルに

 

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今後の「キャビコ」の展望についてもお聞かせください。

 

西沢:

とりあえず「Ⅲ号人型重機」は商品化します!

 

宮城島:

おいおい待て待て、それはまだ決まってないでしょ(笑)

 

▲人型重機の話になると、笑顔が止まらない西沢さん。きっとⅢ号人型重機も商品化を実現してみせるに違いありません。ちなみにⅢ号は「ザクに対する旧ザク的な存在」とのこと。

 

宮城島:

でもキャビコは西沢さんの「人型重機をプラキット化したい」という夢がきっかけでスタートしたブランドでもあり、同じように夢を見るクリエイターが世間に作品を広める媒体となりたいと思っています。

 

いうならば、キャビコは「プラモデル界のインディーズレーベル」になっていきたいと思っているんです。

 

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インディーズレーベル、ですか。

 

宮城島:

バンドマンの美談ではないですが、メジャーデビューを夢見ながらも最初は小さなライブハウスからスタートして、インディーズデビューして、最終的にメジャーレーベルと契約してスター街道へ、みたいな。

極論キャビコが踏み台になってもいいんです。世間ではまだ無名だけれど、優れた作家性や想いがあるクリエイターの作品を世に広め、さらなるチャンスを掴むきっかけを提供する。そういうポジションのブランドでありたいと思っています。

 

▲チョイプラシリーズ「アモデウス」

 

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デザイン・設計を担当される伊藤さんはいかがですか?

 

伊藤:

いい意味で「ファンの期待に応えながら裏切り続けていきたい」ですね。大手メーカーにはできない、エッジのたった商品を作り続けていきたいです。

 

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西沢さんはいかがでしょう?

 

西沢:

いま「キャビコ=チョイプラ」のようなイメージを持たれる方も多いのですが、「人型重機」のキットを見てもらえばわかるとおり、キャビコは大手メーカーにも負けないクオリティの高いプラキットブランドです。なので、ハイグレード商品も増やしていきたいですね。

 

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まさに西沢さんのように「キャビコ」で夢をかなえる人が増えるといいですね。

 

西沢:

私は20年以上前に人型重機をデザインして以来、ずっと一般流通で商品化することを夢見てやってきました。こういう想いはクリエイターなら誰しもが持っているものだと思うんです。でもやり方がわからなかったり、資金面の問題で諦めてしまうことがほとんど。

そういうクリエイターにとって「キャビコ」が夢を叶えるひとつの選択肢になりたい。「想い」と「覚悟」がある方は、ぜひ相談していただけると嬉しいです。

 

 

(おわります)

取材・文・写真:小縣拓馬

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