<第1回>Kinki KidsのMVでも採用された「話題の万華鏡」【2k540特集】

<第1回>Kinki KidsのMVでも採用された「話題の万華鏡」【2k540特集】

<第1回>Kinki KidsのMVでも採用された「話題の万華鏡」【2k540特集】

創心万華鏡

職人が作る万華鏡 | 2k540

◆◇◇◇

一瞬音が消えて、吸い込まれるような感覚。

そんな美しさが、この万華鏡にはある。

 

上野の御徒町駅から、高架線沿いの道路を南下して、歩くこと5分。ものづくりの街「2k540(ニーケーゴーヨンマル)」は、殺風景な景色の中に、突然現れる。「創心万華鏡」は、この街の真ん中あたりに、ひっそりと位置している。

 

 

「この店を始めたのは2011年の9月から。元々父が学校の教材を扱う小さな会社をやっていて、教材の一環で万華鏡を作り始めたのがきっかけでした。」

 

そう語るのは店長の豊田美百花(とよだみもか)。静かな時間が流れる店内。普段は多くを語らないであろう豊田が、ゆっくりと、話し始めてくれた。

 

◇◆◇◇

彼女が作る万華鏡の特徴は、筒に木材を使用した、温もりのある質感。そして食材や植物といった、テーマに即したミラーのデザインだ。

 

例えば「ワイン」というテーマの万華鏡では、ワイン樽のオーク材でできた筒の中に、葡萄畑の様な世界観がきらびやかに広がる。

 

 

「香港のテレビで紹介されたのをきっかけに、最近は外国人旅行客が急増しているため、『和』を意識した商品も増やしています。たとえば、桜などのテーマも人気ですね。」

 

国内外問わず、多数のメディアに取り上げられ、いまでは彼女の商品を買うためだけに、この街を訪れるファンも多いという。

 

 

テーマに即したわかりやすいコンセプトが、SNSをきっかけに反響を呼び、ファンは国境を越え、世界に広がっている。

 

◇◇◆◇

今年、創心万華鏡にとって大きな出来事があった。

 

Kinki Kidsの18年1月に発売された新曲、『Topaz Love』のミュージッククリップで、映像の各所に登場する万華鏡に関する監修を、全て創心万華鏡が手がけたのだ。クリップでは、柳楽優弥さん演じる万華鏡職人と、矢野優花さん演じる女子高生の、甘く切ない恋愛ストーリーが展開されている。

 

 

「ただのアクセサリーの一環としてではなく、万華鏡に特化してくださったのが、本当に嬉しかった。役者さんが演じてくださるくらい、万華鏡職人が『職人』として認知されたんだな、と。」

 

豊田の話ぶりが、加速する。

 

 

「映像で声は出ていないですけれど、実際はパーツの解説を柳楽さんが細かくしていたりするんです。柳楽さんに恋する女子高生役の矢野さんが、一生懸命作った万華鏡のパーツも、全てこだわったものをうちが貸し出したんですよ。」

 

「万華鏡」に光が当たる話になった瞬間、まるで少女の様な嬉々とした表情で語る豊田。側から見るともの静かだが、核心を覗きこむとキラキラ光り輝く。

 

◇◇◇◆

ミュージッククリップで使用された万華鏡と同じデザインの「記念モデル」は、Kinki Kids結成21周年にちなみ、21本限定で販売された。

 

 

「曲のDVDを買った人がたまたま遊びに来てくれて、『あの店なんだ』と気づいてくれて。それでSNSを中心に広まりました。おかげさまで、今までと違った切り口で、万華鏡に注目してくれる方が増えました。」

 

「Topaz Love」は、突発性難聴で歌唱活動を休止していた、Kinki Kids堂本剛さんが作詞を手がけた。曲のタイトルは、天然石「トパーズ」と「突発」がかけられており、歌詞にも堂本さんの闘病時のファンへの想いが込められている。

 

そんな歌詞には、以下のような一節がある。

 

「聴こえなくなった続きへ」

 

「輝き暴れた宝石 恋の色彩(いろ)の宝石よ」

 

一瞬音が消えて、吸い込まれる様な感覚。

そんな美しさが、創心万華鏡の万華鏡にはある。

(つづきます)

 

To be continued <第2回>初潜入!職人が魅せる万華鏡開発の舞台裏【2k540特集】

取材・文・写真:小縣拓馬

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