<第1回>技術とデザインのコラボで生まれた、『花色鉛筆』

<第1回>技術とデザインのコラボで生まれた、『花色鉛筆』

<第1回>技術とデザインのコラボで生まれた、『花色鉛筆』

TRINUS

新しい価値を生み出すオープンプラットフォーム

「花色鉛筆」は、日本を代表する伝統的な「花のかたち」と「花の色」を持ち、削りかすが「花びら」になるという楽しい色鉛筆。

 

そのユニークな機能とデザインが注目を浴び、世界的ヒット商品となりました。

 

この商品を生んだのが「TRINUS」。企業の持つ優れた技術とデザイナーのアイディアを掛け合わせることで、新しい商品を生み出すオープンプラットフォームです。

 

今回のエピソードは、TRINUS代表取締役の佐藤真矢さんと、花色鉛筆デザイナーである大友敏弘さん(OTOMO DESIGN STUDIO代表)に、<全3回>にわたって花色鉛筆の誕生秘話などについて語っていただきます。

 

◆◇◇◇

佐藤(左)・大友(右):

当初はこんなにも反響が出るなんて、全然思っていませんでした。

 

 

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お二人とも息ぴったりですね(笑)

 

大友:

「『TRINUS』というプラットフォームでたまたま出会った我々ですが、よくよく聞いていくと同じ1980年生まれ。会社を創業したのも2014年で同タイミング。不思議な縁ですよね(笑)」

 

>:

そんなご縁を生み出した『TRINUS』について教えてください。

 

佐藤:

『TRINUS』は、優れた技術と、公募で集めたデザインとを結びつけることで、驚きのある商品づくりを目指すプラットフォームです。

 

>:

2014年にスタートした『TRINUS』ですが、サービス開始時にデザイン公募された技術が花色鉛筆に活用されていますね。

 

 

佐藤:

「はい。花色鉛筆の軸の部分には、廃棄古紙を主原料にした環境に優しい新素材『MAPKA』を活用しています。

 

>:

紙が原料なんですね!

 

佐藤:

「リサイクルであると同時に、プラスチックと同じ成形方法で製造されるため素材のロスも出しません。削りカスも従来どおりに可燃ごみとして処分できます。

 

>:

たしかに、画期的な新技術ですね。

 

◇◆◇◇

>:

大友さんは、「TRINUS」にどのように出会われたんですか?

 

大友:

ネットで偶然募集を見つけたのがきっかけで応募しました。僕も当時はデザイナーとして独立したてで、色々と応募をしていた時期だったんです。」

 

>:

独立する前は、何をされていたんですか?

 

大友:

「元々雑貨メーカーで働いていました。なので、見た目が良いだけじゃなくて、『売れる商品』をデザインしたいという想いは染み付いているかもしれません。」

 

◇◇◆◇

>:

「花色鉛筆」のコンセプトはどのように思いつかれたのでしょうか?

 

 

大友:

「最初に『MAPKA』を使用した商品のサンプルを取り寄せました。で、触ったり曲げたり削ったりしてみたんです。そうすると、プラスチックのような樹脂なのに、木の質感・硬さと似ていることに気づきました。

 

>:

なるほど。

 

大友:

「そこから、世の中で木で作られていて、成型できないゆえに形が制限されているものがないかなと考えを巡らせていたところ、たまたま机上の色鉛筆に目が止まったんです。『これだ!』と思いましたね(笑)

 

佐藤:

へぇ、それ初めて聞いた(笑)

 

 

>:

たしかに、普通の色鉛筆はみんな形は同じですよね。

 

大友:

「はい。木だと形を変えるのは難しいですが、この素材なら、プラスチックのように型を作ってしまえばいい。木ではできない面白いことができるなと思いました。」

 

◇◇◇◆

>:

鉛筆の形が花なだけでなく、削りかすが「花びら」になるのが秀逸です。

 

 

大友:

「企画した当初から頭の片隅にはあったんですが、実際にできるか確信はなかった。実は当初のコンセプトは和菓子の落雁をイメージしていて、『断面が日本ぽくて可愛い』だったんです。削ったときに、花びらに見えるかはやってみないとわからなかった。」

 

>:

たしかに。落雁といわれれば、そう見えてきます。

 

 

大友:

「そんなときに、TRINUSのユーザーの方から『これ花びらになるんじゃないですか?』とコメントを貰って。それでやってみたら本当に出来ました。『花びらよく思いつきましたね』と言われますが、実は後付けとも言えます(笑)

 

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ユーザーと一緒にコンセプトを固めていくあたりが「TRINUS」の面白いところですね。

 

佐藤:

「そうですね。デザイナーやユーザーのアイディアを取り入れながら、実際に商品化まで出来るのが『TRINUS』の面白いところです。」

 

◇◇◇◇

今回は「花色鉛筆」のコンセプトが生まれるまでのエピソードでした。

いかにもインターネットの時代らしい、偶然の出会いによって生まれたヒット商品。

とはいえ、商品化までの道のりはそう簡単ではなさそうです。。

 

To be continued <第2回>『花色鉛筆』、誕生までの波乱万丈。

取材・文・写真:小縣拓馬

 

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