<第2回>『花色鉛筆』、誕生までの波乱万丈

<第2回>『花色鉛筆』、誕生までの波乱万丈

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TRINUS

新しい価値を生み出すオープンプラットフォーム

◆◇◇◇

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「花色鉛筆」のコンセプトまでは、結構スムーズに出来上がりましたね。

 

 

佐藤:

そこからが死ぬほど大変でしたよ(笑)

 

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なにかあったご様子ですね(笑)

 

 

佐藤:

「決まっていたのは素材が『MAPKA』で、デザインが花の形をした色鉛筆、というだけ。この素材を成形できる工場を探すところからはじめました。

 

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え、そこからですか(汗)

 

佐藤:

「はい。この素材を開発した研究所には成形する機能はありませんし、この素材を活用した製品の過去実績は「射出成形」のみ。『花色鉛筆』に適した押出成形の実績はありませんでした。」

 

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前例がない製法だったんですね。。

 

◇◆◇◇

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実際に押出成形で成形したら、どんな結果だったんでしょうか。

 

 

佐藤:

「これが成形テストの結果です。」

 

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明らかな変化がみてとれます。

 

佐藤:

最初は、一番左のものが仕上がってきました。

 

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ぐにゃぐにゃ曲がってますね、、笑

 

佐藤:

「はい。散々でしたね(笑)この画像がメールで送られてきたときには、これは無理だと思いました。

 

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ですね(笑)それでも右にいくに連れて、安定しているように見えます。

 

 

佐藤:

「結局、押出成形に適合する材料にするために中身の配合を変える必要がありました。ほとんど材料開発からやりましたね。この研究開発に1年を費やしました。

 

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そんな目に見えぬ戦いがあったんですね。。

 

◇◇◆◇

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花色鉛筆はクラウドファンディングも実施し、開発資金を調達しています。

 

 

佐藤:

クラウドファンディングをTRINUS内で実施し、500万円資金調達しました。」

 

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すごい支援額ですね!

 

 

佐藤:

「もともとクラウドファンディングをやっているサイトでもないのに、たった1日で300万円ぐらい集まりましたからね。しかも2割くらいは海外のお客様。すごい反響でしたね。」

 

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でも資金を集めたタイミングでは商品は完成していないですよね?

 

佐藤:

「そこは3Dプリンタでつくった試作で写真だけ綺麗に撮ってやりました。」

 

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なるほど。華やかな資金調達の裏では、地道な開発を続けていたということですね。

 

◇◇◇◆

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2014年の発表から数々の苦難を乗り越え、2017年についに一般発売の日を迎えます。

 

 

佐藤:

「おかげさまで取扱店舗数は50店舗以上に広がりました。ニューヨーク近代美術館MoMAのミュージアムショップ「MoMAデザインストア」やフランスのセレクトショップ「Merci」など、海外の店舗でも取り扱っていただいています。」

 

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「TRINUS」の代表作の誕生ですね。

 

佐藤:

「はい。『花色鉛筆』を切込隊長として、どんどん販路を開拓していきたいですね。」

 

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デザイナーとしても、反響はあったのではないでしょうか?

 

 

大友:

「海外雑誌の取材も入ったりしていて、海外にどんどん認知されてきているという感じはあります。偶然とはいえ、『TRINUS』に応募して本当によかったですね(笑)」

 

◇◇◇◇

波乱万丈の末に、世界的ヒット商品となった「花色鉛筆」。

発売までには、思いもよらぬエピソードが隠されていました。

今後も、「TRINUS」が生み出す新商品に期待がふくらみます。

 

To be continued <第3回> 『花色鉛筆』の先に、みすえる未来。

取材・文・写真:小縣拓馬

写真協力:TRINUS

 

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