<第3回>ジュエリーを通して誰かの人生に「彩」を。【2k540特集】

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2mOa

コンテンポラリージュエリー | 2k540

◆◇◇◇

最後に、ものづくりに懸ける想いを、2mOaの二人に色紙に表現してもらった。

 

まず書き上げたのは森山。

 

 

森山:「『自々立』。私の造語ですが、『自由な自分の成立』という気持ちを表しています。自立という言葉から、さらに一歩踏み込んで、自分なりの解釈を加えました。」

 

 

実に森山らしい、全てにおいて理路整然、軸がしっかり通っている。

 

◇◆◇◇

そんな森山とは対照的に、益子はまだダンボールの中から何かを探していた。

 

 

ダンボールの奥から「あったあった、これこれ」と引っ張り出してきたのは、黒板テープと、チョークのようなもの。

 

 

益子:「このサインはイニシャルのHを崩してるんですが、自分の長い時間や人生を横串として、二人(森山さんと奥様)と出会ったことを縦串で重ねているんです。その縦串の中には『一期一会』という言葉と、小林麻央さんが生前おっしゃっていて好きな言葉『彩(いろどり)』を書きました。僕のサインは消えた痕跡であってもいいと思って、あえてチョークにしています。」

 

◇◇◆◇

小林麻央さん、といえば、2017年に若くして乳がんで亡くなられた方。

 

 

益子:「小林麻央さんがこう言っていたんです。『人生は長さではない、色彩りだ。自分の人生は短かったかもしれないけれど、彩りのある人生だった』と。この言葉に僕はすごく共感していて。」

 

 

益子:「ものは日常使いから離れれば離れるほど、精神に寄ってくるものがあります。必要だから持っているものより、持ちたいから持っているものの方が上なんですよね。機能ではなく、誰かの人生に『彩』を与えられるものこそ、大切だと思うんです。」

 

益子の言葉で、サインの意味がすっと心落ちした。

 

チョークで書かれたサインは長持ちしないだろうが、確かに心に「彩」を与えてくれている。

 

◇◇◇◆

帰り際、缶バッチを頂いてしまった。

 

 

森山:「0(ゼロ)と、オガタ(筆者)のOが書かれています。どちらも丸いので、卵から何かが生まれますようにという、ほんの気持ちです。」

 

2mOa(ツーモア)という名前は、数百年前までニュージーランドに生息していた世界最大の走鳥類「モア」に由来している。

 

卵から「何かが生まれますように。」

 

 

今日も2mOaは、人々の生活に、心に、新たな「彩」を生み続けている。

(おわります)

取材・文・写真:小縣拓馬

 

 

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