<第2回>リーメント「ぷちサンプルシリーズ」が生まれるまでの舞台裏

<第2回>リーメント「ぷちサンプルシリーズ」が生まれるまでの舞台裏

<第2回>リーメント「ぷちサンプルシリーズ」が生まれるまでの舞台裏

リーメント

キャンディトイ、雑貨の企画開発・販売

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前回>、長尾さんは全くの異業種から転職されたとお伺いしました。リーメントに入社されたきっかけをお聞かせください。

 

 

長尾:

私は小学2・3年生の頃に初めてリーメントの「ぷちサンプルシリーズ」を見たときに、そのリアルさに感動して以来、ずっと「ぷちサンプルシリーズ」のファンだったんです。就職活動でも「リーメントで働きたいなぁ」と思ってはいたのですが、新卒の募集は無かったので他の会社に就職しました。

 

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どのような仕事をされていたのですか?

 

長尾:

接客業ですね。大学時代の専攻も経営学なので、商品企画開発とは全く関係がありません(笑)

 

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そこから、よく転職を決意されましたね。

 

長尾:

たまたま中途の募集があったのを見つけて「今しかない!」と飛び込みました。なんの経験も無かったので「ぷちサンプルシリーズが好き!」という気持ちを一生懸命伝えたら、奇跡的に採用してもらえました(笑)

 

◇◆◇◇

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入社してからどのような業務に携わってこられましたか?

 

 

長尾:

入社して2年半、ずっと企画開発チームで商品開発をしてきました。

 

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全くの未経験からで、最初は難しかったのではないでしょうか?

 

長尾:

最初は先輩に見てもらいながら、一通り商品作りの流れを教えてもらいました。企画から工場との交渉まで、まさかこんなに幅広い業務があるとは思っていませんでしたね(笑)

 

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記念すべき最初の担当商品をお聞かせください。

 

長尾:

最初に担当した商品は「ぐでたま食卓たんけん隊」という名前の商品だったのですが、実は発売直前の安全基準検査で課題が発覚し、発売できなかったんです・・・。楽しみにしてくださっているお客様がいる中での発売中止だったので、私にとっては本当に悔しい思い出です。

 

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それはいきなり大変でしたね。。そこから年間何アイテムくらい担当されてきましたか?

 

長尾:

だいたい年8〜10アイテムを担当してきました。1アイテムごとに6〜8種類の商品があるので、商品数でいうと年間数十種類を担当していることになります。

 

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リーメントの商品が企画されてから発売されるまでの流れをお教えください。

 

 

長尾:

商品を企画開始してから発売まで、だいたい8ヶ月の時間をかけています。たとえばこの「ぷちサンプルシリーズ『ぱーっとヨイヨイ!お祭り縁日』」という6月に発売した商品は、昨年の秋から企画をスタートしていました。

 

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企画はまずどのようなことからスタートするのですか?

 

▲「ぱーっとヨイヨイ!お祭り縁日」企画当初の長尾さんのメモ。まずはテーマに沿ってアイテムの候補だしを行なう。

 

長尾:

まず「縁日」というテーマを決めたのちに、縁日にどんなアイテムがあるのかを書き出します。「子供の頃に行きたくてしょうがなかったワクワク感」を思い出しながら、アイテムに優先順位をつけ、だいたいの商品構成を考えていきます。

 

▲「ぱーっとヨイヨイ!お祭り縁日」商品ラインナップ(8種)の初期案。ラインナップごとのテーマと、具体的なアイテムの企画検討が行なわれている。

 

長尾:

次に、8アイテムの方向性をざっくり決めます。ここでも、それぞれのアイテムの中でアイディアを出したり絞ったりを繰り返し、商品構成を固めていきます。

 

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特に気をつけられたポイントはありますか?

 

長尾:

単調にお店ごとに商品化していくのではなく、お店に行っている子供をイメージし、その子供が「ワクワクしている」姿が想起されるように意識しました。「きっとお父さんにたくさん買ってもらったんだろうなぁ」といったストーリーがイメージ出来るような商品構成にしているんです。

 

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たしかに、アイテムそれぞれに主役となる子供の表情が思い浮かびます。ここまでお一人で考えるのですか?

 

長尾:

そうですね。基本的には一人で考えますが、他メンバーの意見も聞きながら仕上げていきます。たとえば「キラキラ宝石みたいなあんず飴」。あんず飴は東日本中心の食べ物らしく、西日本出身の方からはピンとこないといった意見もありました。最終的には「とにかくキラキラしていて可愛い!映える!」という私の意思を貫き、あんず飴を採用しましたが(笑)

 

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なにより長尾さん自身が「ワクワク」した体験を大切にされています。

 

▲社内で提出された企画書。わかりやすく商品構成とキャッチコピーが記載されている。

 

長尾:

やはり作っている担当者自身が楽しんでいることは重要だと思うんです。なので、万人受けはしないネタだとしても、自分が「ワクワク」する部分はできるだけ諦めないようにしています。

 

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企画書にはアイテムのキャッチコピーがひとつひとつ書かれていて面白いですね。これも長尾さんが考えられるのですか?

 

長尾:

そうですね。読めばストーリーと商品内容が大体イメージできるような、わかりやすくてキャッチーな名前をつけるよう意識しています。

 

◇◇◇◆

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企画書が社内で承認された後は、どのようなステップに移るのでしょうか?

 

 

長尾:

企画書をもとに、社内の原型師に原型を作ってもらいます。企画書の段階では私の下手な絵なので(笑)、ここからさらに原型師のアイディアも交えながら最終的デザインを決めていきます。例えば「風車」は企画書の段階では普通のデザインでしたが、商品の段階では周りに花がついています。これは原型師との議論からヒントを得て形になっていきました。

 

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女性的な感覚が理解できる原型師を社内に抱えている<第1回>強みが、ここでもいきているのですね。原型が完成したあとは、量産の工程に移ります。

 

 

長尾:

はい。中国の工場と仕様や納期、コストのやりとりをするのも、開発担当である私の役目です。またパッケージデザインなども、連携しているデザイナーさんと議論しながら作っていきます。

 

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業務の範囲がとても広いですね。

 

長尾:

私も入社前は正直ここまでやるとは思っていませんでしたね(笑)。でもリーメントの商品開発は「1商品・担当1人制」で基本的には回していて、1人1人が責任感を持って商品開発に向き合っているからこそ、これだけ質の高い商品が作れているんだと思います。

 

◇◇◇◇

業界未経験から、リーメント商品開発の世界に飛び込んだ長尾さん。彼女の原動力は、「リーメントが大好き!」という気持ちでした。その気持ちが商品にも自然とあらわれているのかもしれません。

 

次回、長尾さんが企画したヒット商品「ズボラちゃんのお部屋事情」の開発秘話とともに、ものづくりに懸ける思いを語っていただきます。

 

To be continued <第3回>「ズボラちゃん」のモデルは私?リーメント大好き社員の思い

 

取材・文・写真:小縣拓馬

 

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